


口腔周囲筋の機能を高め、回復させながら矯正治療を行う方法です。治療に併せて舌や口まわりのトレーニング等を行います。
通常、矯正治療では歯並びをよくすることが目的ですが、もっと大事なのは呼吸・嚥下(飲み込み)・舌や唇の筋機能の正常化です。なぜなら、それらの異常が不正咬合を助長する可能性があるからです。
筋機能を利用して、不正咬合の根本治療を目指すのがマッスルウィンズの方法なのです。
- 筋肉の機能とかみ合わせには密接な関係がある
- 鼻呼吸は、咬み合わせの改善と安定のカギである
- 弱い力で歯を動かし、摩擦の少ない矯正装置(デーモンシステムなど)を使う
マッスルウィンズは、近藤悦子先生が提唱された方法です。
女性ならではの母親的観点の治療(自分の子どもにさせたくない治療はしない)を信念として、約半世紀にわたる歯科矯正の臨床経験を生かして築き上げてこられました。
矯正歯科学の権威であった故 TM Graber(グレーバー)先生が近藤悦子先生の矯正治療を見て、解剖学者のH Sicher(ジッヒャー)先生の言葉 「筋肉と骨が争えば必ず筋肉が勝つ(Muscle wins!)」を引用して この矯正治療を「マッスルウイン(ズ)」と名付けました。
マッスルウィンズは身体と心にやさしい治療法なのです。
中川矯正歯科クリニックでは、近藤悦子先生より直々にご指導いた技術・理念と当院の約30年の臨床経験を集大成して、よりよい治療を行っております。
